以前、岡崎健康ランドという、ゾウの着ぐるみが風呂に潜っているというローカルCMの事を書きましたが、それのフルバージョンが見つかりました!
(ていうか、ずっと前に見つけていたのを発見した)

以前は、週末の歌謡ショーのお知らせが挿入されてて、本編がかなりカットされてたんだけど、今回は当初放映されていたフルバージョン!

以前は直接動画をリンクしたせいか、消されちゃったみたいなので、今回はキャプチャーで検証してみたいと思います。

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広々とした大浴場でくつろぐ女性二人。


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と、そこへ背後から忍び寄る、ゾウの鼻。


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何も知らず、湯をかけ合いはしゃぐ二人


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この辺の演出、JAWSへのオマージュでしょうか。

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突然湯の中からあらわれる、ゾウのヘッド!!!

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がばぁー!

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驚く(演技を本来しなければいけないはずの)二人。

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口からよだれを吐いてるかの様に、湯が滴り落ちてる。

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次のカット、カメラが引くと…

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何とゾウの鼻がシャワーになってる!

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と、なんともゾウを酷使したCMとなっています。

まず、着ぐるみを湯船に入れるという、その後の浴槽の衛生面、着ぐるみのメンテナンスを考えると、まるで後先の事を考えていないと思われる潔いアイデア。

そして何よりも気になるのは、ゾウが浴槽から突然現れるシーンの撮影です。

まず、実際にゾウの着ぐるみが潜った上で飛び出したかについては、実際にゾウの頭を付けたまま潜るのは、中の人の安全面においても、またあの形状から相当水の抵抗があると予想されることからも、現実的には難しいと思われます。

となると上の5枚目のヘッドのどアップが湯の中から出現するカットは、別撮りかもしれません。

しかしながら、その後の「がばぁ~」のところは、確実に胴体が濡れているので、実際湯船に浸かっての撮影だったのでしょう。

しかも、口の部分から相当量の湯が吐きだされているのを見ると、かなりの深さまで潜っていたものと思われます。

ここで気になるのは中の人の安全確保です。

恐らくあの口の部分は、呼吸穴としてメッシュになっていたのではないでしょうか。
となると、あの部分まで潜っていたら、ヘッドの中に湯が流れ込むこと必至。
その状態でスタンバイして、ディレクターのよーいスタート!の声を待っていたのでしょうか?

例え溺れる心配がなかったとしても、この湿度と湯気の中で着ぐるみを身に纏い、湯船に潜りながらの撮影は、中の人にとってはまさに蒸し地獄であったにちがいありません。

誰のアイデアだったんでしょうか?ゾウの中の人役は一体だれが引き受けたのでしょうか?
ローカルCMだから、恐らくあまり後先考えず勢いで撮っちゃったんじゃないかな^^;
できればゾウの役、やりたかったw

世の中には「着ぐる湯」というジャンル(?)があって、りうのすけさんなどがその大家ですが、僕は着ぐるみ湯をやるなら、リアルさを追求するより、中の人の過酷さを追求してみたい。

ていうか過酷さに挑戦させられたい(笑