oxcnow6p.JPG僕の好きなサイトの一つ、FETISH!でも紹介されていたこの言葉、

「あたしでよければ、いくらでも見せてあげたのに」

は、例の某教授に対して室井佑月さんが自身のブログの中で発したもの。


この言葉、何でもないようで、実はものすごくとてつもなく果てしなく気が遠くなるほどパワーを持った、重~い一言なのだ。

と、僕は思う。

*


例えば僕が明日、品川駅の高輪口の、エスカレーターのふもとに立ち、
手鏡を足元に置いて、前に居るお姉さんのスカートの中を覗こうとしたとする。

僕は逮捕されるだろう。

だが、このお姉さんが「あたしのでよければ見せてあげる」の一言を宣言しておいてさえくれれば、僕はスカートを覗いても、それが不法行為にはならない。
(駅でやったら公然わいせつ罪にはなるのか?・・・)


つまり世の男ってのは、「あたしのでよければ」の言葉の威力を借りて、同じ様にスカートの中を覗いたとしても、それを犯罪から合法的行為に変えることが出来るのだ。

こんな破壊力のある、政治力のある一言があるだろうか。

*


言ってみりゃ、非合法な麻薬が、突然に自分だけにとっては合法になってしまうのと同じ様なものだ。

同じことをしても捕まる奴と平然としてる奴が存在するのである。

それも「あたしのでよければ」。この宣言をされたかされないかの、たったこれっぽっちの差で。


だが、これまた麻薬と同じ様に、だからといって調子に乗っていると思わぬしっぺ返しを食らう可能性がある。
口では「あたしのでよければ」と言っといて、いざスカートをめくったら吊るしあげられるというリスクだって、十分潜んでいる。

所詮は口約束、書面で契約書を取り交す訳ではないので、男はたとえこの免罪符を勝ち得たとしても、ある程度の覚悟を決めて「おめくり」に臨まねばならないのだ。


女体は美しい、

ただそれゆえに、油断して近づくととんでもない大怪我をすることがある。

今回のZENTAI WOMAN新コーナーの脚注は、そんな思いもあって書きました。


・・・って、結局宣伝かよ。




ともあれ、誰からでも「あたしのでよければ見せてあげるよ」とか「あたしのでよければお尻触らせてあげるよ」とか「あたしでよければ座ってあげるよ」って言葉をもらうと、ほんと幸せな気持ちになりますよね。「いやー男やっててほんっとによかったな~」とまで思いますです、まったく。ただその密の味はただ甘いだけじゃないです、世の同士の皆さん、気をつけましょうね。